農家の借金地獄!新規就農で農業に失敗した体験談!
脱サラして東京から地方に移住、新規就農で専業農家に転職したものの借金地獄の生活です。
以前は、商社でマーケティングの仕事をしていました。
第一次産業への従事と田舎暮らしに憧れて、30代前半で農業就業支援プロジェクト(地方自治体支援)を活用し、縁もゆかりもない地方へ夫婦(子供なし)で移住、転職しました。
最初の一年間は、既従事者の人に雇われる形で給料をもらいながら農業を勉強する形で、住宅の無償貸与等もあり、比較的安定した生活を送っていました。
しかし、2年目以降は独立した自営農家として経営すらにあたり、主に初期投資費用として、地元農協からの2000万を超える事業資金の借り入れをし、本格的に農家としてスタートしました。
一年目である程度の農業採算の見通しや手応えを得てはいました。
ところが、台風・豪雨による自然災害に見舞われてしまいました。
更には、地域の農家との付き合いも、手のひらを返したように協力を得られなくなり、たちまち立ちいかない状況に陥ってしまいました。
地方自治体からの協力助成金がなくなった途端に、ライバルとして見られるようになり、農家の方から協力が得られなくなったのです。
ついには生活費の工面にも困窮するようになり、農協から取り立てを受ける借金地獄生活です。
消費者金融からの借り入れも膨れ上がってしまいました。
当初、10年で完済予定の借金は気づけば、全く返済の見込みのない自転車操業に陥ってしまい、夢見た農家の生活とは程遠い、借金地獄の毎日を送っています。
脱サラ新規就農なんて、農家は甘くありませんでした。
借金地獄から脱出する方法も見つからず、債務整理するかを悩んでいます。
農家が借金地獄になる理由
農業を営むためには多額の投資が必要です。
小規模の農家であっても数千万円以上の借金も珍しくない理由があります。
農家が借金地獄になる理由その1.設備投資・農業機械購入
農業には設備投資が必要です。
工場でもないのに設備投資?と思った人は、農家の実態を知らないのだと思います。
例えば、普及タイプのビニールハウスの本体価格は500万円もの費用が必要です。
台風の強い軽量鉄骨タイプだと本体価格は1200万円です。
出荷作業用の建屋、数十万~数百万の農業機械など、農家は借金まみれになって初期投資を捻出しているのです。
農家が借金地獄になる理由その2.天候不順による不作
農家は作物を出荷することで収入を得ています。
台風、豪雨、冷夏などの天候不順で作物が全滅した場合、収入はありません。
借金して当座を凌ぐしなかく、あっという間に借金地獄になってしまうのです。
農家が借金地獄になる理由その3.作物価格の暴落
天候が順調でも安心できません。
豊作貧乏という言葉があるように、作物が取れすぎても価格が暴落して収入が激減する可能性があります。
農家の仕事はちょっとしたことで借金地獄に陥ってしまうのです。
借金地獄の農家の長男!台風で作物が全滅した体験談
もともとは、サラリーマンをしていたのですが、実家が農家をしていました。
そして、父親の健康が悪化して、長男の自分が農家を継ぐことを決めました。
色々と野菜のことやコメの事を聞きながら、農家として仕事していくことを覚えていきました。
それから、1年すぎた頃です。
なんとか、農家のイロハは、学んできたかなと思った頃でした。
大型の台風がやってきました。
その台風はとても風が強く、稲が心配でした。
台風が去って、田んぼへ行ってみると、稲はどれも薙ぎ倒されていました。
本当にショックでした。
どの稲も倒れているのです。
どうしようもない状態でした。
全部の稲を見てみたのですが、どれもダメでした。
それで、その年の農業収入は無くなってしまいました。
しかし、農家は来年以降の準備もしなければならないので、借金をすることになりました。
本当に、以前から借りていたお金もあったので、家は借金地獄です。
農家は天候を相手にしなければならない職業とはいえ、あまりに酷すぎる状態でした。
それから、借金地獄を抜けるために一生懸命働きました。
収入の良い野菜なども探して育てることをしました。
そのかいあって、次の年までには、いくぶん収入を作ることができました。
そして、少しずつですが、借金地獄から脱出して返済できるようになりました。
そんな私が、借金地獄から抜け出す事が出来たのは、たった1通のメールがきっかけでした。
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